鍵盤の深さと高さが揃っているかは、弾き心地に大きな影響を与えます。
演奏していない状態の白鍵・黒鍵それぞれの高さが揃っていないと、見た目も悪いしタッチも変わってしまいます。
均質な音を出そうと思っても、鍵盤によって奏法を変えなければいけないのは問題です。
高さの面が揃っていても、もう一つ大事なのは深さも揃えなければいけません。
一般的に約10mmとされています。
Steinwayでは9.8mmが標準だそうです。
浅すぎれば、表現の差が付け難い場合があるようです。
深すぎれば、重く感じて疲れてしまうでしょう。
一般に調整は、タイトル写真のような治具を使います。
隣の鍵盤に治具を乗せて、鍵盤を下げます。
この治具の高さは10mmです。
指をずらして高さの微妙な違いを感じ取ります。
深さの調整は、鍵盤の下にあるパンチングした色々な厚みの紙を組み合わせて行います。
素人が下手にやると、調整の狂いを戻すのが困難になります。
コメント