長々と述べてきましたが、ここまで来れば木管楽器と金管楽器の違いはわかりましたか。
そろそろ答えになります。
木管楽器とは、管長は変えず管の途中にある穴の塞ぎ方によって、管内の空気の振動をコントロールして音高を変える楽器になります。
対して金管楽器とは、管の入口から出口までの長さを変えることによって、管内の空気の振動をコントロールして音高を変える楽器になります。
簡単に言えば、管の長さを変えずに途中の穴の塞ぎ方で音高を変えるか、管全体の長さを変えて音高を変えるかです。
この説明が、最初に定義した「現代のオーケストラや吹奏楽で標準的に使われている楽器に限定して」という枠内で矛盾なく説明ができるのです。
古楽器(例:セルパン)や開発途上のメジャーでない楽器には、中途半端なものがあるので、それらはこの定義に当てはまりません。
興味のある方は、楽器博物館に行ってみると良いです。
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